場所は変わってリスボン……。こ
「むむむむ……タマゴってば自分ばっかりズルイ……」なにやらこばとが難しい顔をして怒っているようです。一体何があったのかと言えば……前日、リスボンの街を舞台にしたタマゴとアルセウスさんの寸劇をこっそり見ていたようです。
タマゴはダークさんから頂いた綺麗なドレスを着ているのに、自分はいつまで経っても学校支給の制服だけ……。
こ
「……こっそり持ち出しちゃえッ!!」自分だって綺麗なドレスを着れば、街の紳士達は振り返るッ!! そうと決まればぜんは急げ、銀行からタマゴ名義で勝手にドレスを持ち出し、試着しようと街の高台を駆け上がる……が、こばとはここで重大なミスに気がつくのであった。

こ
「がーん!! 名声足りないじゃんッ!!」そうです。こばとの持ち出したバタデコーラは合計名声5000が必要……このままではこばとには着れないのです!! しかし、ここで諦めてはヨウジョが廃るッ!! そしてこばとが向かった先は、お隣の国、セビリア。ここの共有倉庫にはタマゴが東南アジア遠征から持ち帰ったアイギョクがあったはず!
真
「あ、こばとちゃん……いきなりセビリアまで来てどうしたの?」こ
「真桜ッ! たしか共有にタマゴのアイギョクが入ってたよねッ!?」真
「うん……あるけど……」こ
「ッしゃ!! それじゃ貰っていくね♪」真
「…………えッ? えぇぇ~ッッッ!?」真桜の驚きの声をスルーして、アイギョクの持ち出しに成功したこばとは、リスボンに戻るとさっそく売却……晴れて名声5000に到達し、

こ
「ついでにアパも買っちゃえ♪」アイギョクを売ったお金でアパもげっと。いよいよ試着会の始まりです。




四色のバタデをとっかえひっかえ着込んでご満悦^^ 写メをとってさっそく真桜に送ると、ドレスを銀行に戻すのも忘れて、マネキンとクローゼットに仕舞うのでした。

ちなみに……。
この一連の出来事は、しっかりと真桜の方からタマゴへと連絡がいったのでした^-^
タ
「まぁ……ドレスだって着てみたいよね^-^」★押してくれると嬉しいな★